「矯正が痛い…」を乗り切る方法
はじめに:「ワイヤー矯正が痛すぎる…」と感じたら読む記事
「ワイヤー矯正を始めたら、奥歯の装置が粘膜に当たって痛い…」
「釣り針みたいなフックが刺さって、ご飯を食べるのもつらい」
──そんな痛みや不快感に悩まされていませんか?
矯正治療を始めたばかりの頃、装置による粘膜への刺激や歯の動きによる痛みは、多くの人が経験する通過点です。
でもそれは、あなたの矯正が失敗しているわけでも、異常なわけでもありません。
このページでは、矯正治療中に感じやすい痛みの原因やその種類、そして患者自身と歯科医師の両方でできる具体的な対策についてわかりやすくご紹介します。
芸能人のような美しい歯並びを目指すなら、避けて通れない“痛みとの付き合い方”を、今こそ学びましょう。
痛みの正体:矯正初期に“なぜ痛むのか?”
矯正装置を装着して数日以内、多くの方が「思っていたより痛い…」と感じるのは当然のことです。
この痛みには、主に以下の2つの要因があります。
粘膜に装置が当たって痛い
矯正初期はまだ歯並びが整っていないため、ブラケットやワイヤーが歯ぐきや唇の内側に強く当たりやすくなります。
特にフック付きの装置(ゴムを引っかける突起)や、歯の奥についたブラケットが頬の内側や舌側に刺さるように感じることも。
装置が当たっている部位に赤みや腫れが出たり、口内炎を起こすこともあります。
歯が動く痛み
矯正の目的は、歯を正しい位置に並べること。その過程で、歯が骨の中を少しずつ動いていきます。
この動きそのものが、神経を刺激してズキズキとした痛みを引き起こすのです。
特に初期段階では、歯が大きく動き始めるため、ワイヤーによる引っ張り感や噛んだときの圧痛を強く感じやすくなります。
でも安心してください:痛みは“最初の数ヶ月がピーク”
実は、歯並びが整ってくると、装置の位置も自然と安定してきて痛みが軽減されます。
矯正設計そのものが「最終的に痛くない位置」に誘導する構造になっているため、「痛いのは、今まさに歯が正しい場所へ向かっている証拠」でもあるのです。
患者ができる対策①:ワックスやデラシールを使って守る
装置が粘膜に当たって痛む場合、一番手軽な応急処置が「矯正用ワックス」や「デラシール」です。
矯正用ワックスの使い方と特徴
- 指先でコロコロと丸めて、痛いと感じるブラケットやフックの上から被せるだけ
- 痛みを和らげるために粘膜との接触を一時的に遮断する
- 歯科医院でもらえることが多く、市販品として購入も可能
- 取れやすいため、半日〜1日ごとの交換が目安
⚠ 注意点
広範囲を覆ってしまうと汚れがたまりやすく、細菌の温床や虫歯の原因になりやすいため、あくまで「短期間・最低限の使用」が基本です。
デラシール(歯科医院専用カバー材)
- 歯科医院で処方される、柔らかいゴム状の素材をピンポイントで装置に塗布
- 専門家が“痛みのある箇所”を的確に判断し、必要な場所だけをカバーするため清潔かつ効果的
- ワックスに比べて取れにくく、汚れが残りにくいというメリットも
自己判断は避けて、歯科医師に相談を
「痛いからとりあえず全部にワックスを盛る」といった対応は、むしろ清掃不良や歯の動きの妨げになってしまう可能性があります。
必ず一度は歯科医院で、「どこが原因で痛いのか」「ワックスは必要か」「ワイヤーを調整できるか」など、プロの視点からの判断を仰ぐことが大切です。
歯科医ができる対策②:装置の微調整やワイヤーカットなどの処置
矯正中の痛みには、患者側が対応できるものと、歯科医師の技術で対処すべきものがあります。
特に装置の構造やワイヤーの位置に起因する痛みは、プロの処置によって劇的に改善されることが多いため、早めの相談が大切です。
突起・フックによる粘膜への刺激
ブラケットの一部には、ゴムをかけるためのフック(突起)がついていることがあります。
これが粘膜に引っかかり、痛みや違和感を引き起こすケースがあります。
対策
歯科医師が突起部分を丸めたり、削ったりして刺激を軽減することが可能です。
削ることで治療効果に影響が出る場合は、その代替手段も検討してもらえます。
ワイヤーの飛び出しによる痛み
歯が動いて隙間が閉じてくると、余分なワイヤーが奥から飛び出し、粘膜を刺すような痛みを感じることがあります。
対策
- 歯科医師がワイヤーをカットして長さを調整
- ワイヤーを曲げて粘膜から逃がす処置を行う
- 必要であれば、チューブ部分だけを覆うなどの部分的な保護処置も可能
⚠ 注意点
ワイヤーを“切りすぎる”と、断面のバリ(切断片)が装置の内部に引っかかり、歯の動きそのものを妨げることがあります。
そのため、安全にかつ効果的に処置を行うには高度な技術と判断が必要です。
歯科医への相談タイミング
- 「どこが痛いかわからないけど、ずっと不快」
- 「動いている感じはするけど、それ以上に装置が当たって痛い」
- 「食事や会話がつらくなってきた」
こんなときは遠慮せず、歯科医院に連絡を取りましょう。
1ヶ月ごとの定期診療を待たず、痛みが強い場合は早めに相談するのがベストです。
痛みの「我慢すべきもの」と「相談すべきもの」の見極め方
矯正治療では、「時間が解決してくれる痛み」と「早急に対応が必要な痛み」が混在します。
両者の違いを理解しておくと、不安になりすぎず、適切な行動がとれるようになります。
我慢してもOKな痛み(初期段階の“成長痛”)
- 歯が動いているときのズキズキ感
- 装置が軽く粘膜に当たる程度の違和感
- 装置に慣れていないことで感じる「変な感じ」「しゃべりづらさ」
- 歯が並びきっておらず、ワイヤーやブラケットが歯列の外に飛び出ている状態の一時的な痛み
これらは時間とともに必ず軽減する痛み。
歯が動いて正しい位置に並んでくれば、装置も粘膜に接触しにくくなり、自然と落ち着いていきます。
歯科医に相談すべき痛み(装置や構造に起因する痛み)
- ワイヤーが刺さって出血したり、話す・食べるのが困難なほどの鋭い痛み
- フックや突起が明らかに口内を傷つけている
- 口内炎が治らず、装置と繰り返し擦れて悪化している
- ワイヤーの飛び出しが長期間続いている
- ワックスやデラシールを使っても改善しない/使用が難しい
装置の構造が原因なら、歯科医師に任せるべきです。
我慢せず、自己判断で長期間放置すると、口腔トラブルの悪化や治療の妨げになる可能性があります。
痛み対策の落とし穴:ワックス頼りすぎ問題
ワイヤー矯正中の痛み対策として広く知られている「矯正用ワックス」。
確かに一時的な刺激や摩擦を軽減するうえで非常に便利なアイテムですが、使い方を間違えると逆効果になることもあります。
ワックスは“清掃性の悪化”に注意
ワックスは装置の突起部分を覆うことで痛みをやわらげますが、唾液や食べかすがたまりやすくなり、細菌の温床になるリスクがあります。
- 長時間つけっぱなし → 口腔内が不衛生に
- 広範囲に覆うと → 歯ブラシが届きにくくなる
- 細菌が繁殖しやすく → 口内炎や虫歯リスクが高まる
つまり、「楽になる=つけ続ける」という使い方はNGなのです。
正しい使い方のポイント
- 痛みが強いときのみ限定的に使用する
- 半日〜1日で交換する(就寝前に取り外すのが理想)
- 痛みの原因が明確な場合のみ、ピンポイントで使う
- 装置の調整が可能なら、ワックスより歯科医の処置を優先
また、歯科医院で使用される「デラシール」などの素材は、痛い部分だけを的確に覆うため汚れが残りにくいというメリットがあります。
気になる方は、ワックスだけで乗り切らず、一度相談してみるのもおすすめです。
まとめ:最初の数ヶ月を乗り越えれば、痛みは必ずラクになる
矯正治療の最初の壁は「痛み」です。
装置に慣れていない、歯が大きく動き始める――そうした初期の時期には、どうしても不快感がつきまとうものです。
でも安心してください。
この痛みは、歯が正しい場所に向かって動いている“良いサイン”であり、ほとんどの人が数週間〜数ヶ月で落ち着いていきます。
痛みとうまく付き合うために大切なこと
- 「これは我慢すべき痛みか?相談すべき痛みか?」を見極める
- ワックスなどの道具に頼りすぎず、清潔を保つ努力を続ける
- 困ったときは自己判断せず、気軽に歯科医院に相談すること
美しい歯並びに近づくためには、“慣れ”と“適切なサポート”が欠かせません。
痛みはあなたの矯正が進んでいる証。無理せず、自分のペースで一歩ずつ進んでいきましょう。
参考元(参考動画)
本記事は以下のYouTube動画を参考・引用元として作成しています。
矯正治療中の痛み対策!ワイヤー矯正中に歯医者さん・お客様ができる対策をそれぞれ徹底解説します【審美歯科 歯列矯正 歯並び ワックス】東京の歯医者3選
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※1 参照元:アニバーサリーデンタルギンザ公式Instagram(https://www.instagram.com/faithdental_anniversarydental/)、2014年10月~2024年12月の実績
※2 参照元:ピュアリオ歯科・矯正歯科公式HP(https://purerio.tokyo/)、インビザライン・ジャパン合同会社よりブラックダイヤモンドプロバイダーと認定(2023年)。
※3 参照元:ホワイトエッセンス公式HP(https://www.whiteessence.com/clinic/tokyo/)、2024年10月調査時点
